夕明けや夕暮れ時には、7色に変化し、神秘的な姿を見せる巨大な一枚岩のエアーズロック　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　エアーズロックの名称は1873年、イギリスの探検家のウィリアム・ゴスが探検行の途中で発見
　し、当時のサウス・オーストラリア植民地総督ヘンリー・エアーズにちなんで名ずけた。高さ約
　 348メートル、周囲約９.４キロの巨大な一枚岩エアーズロックは、ウルルーカタジュ園として、ユ
　ネスコの世界遺産にも登録され、その歴史は６億年の歴史を持つと言われており、オーストラ
　リアの先住民族アボリジニの聖地となっている。　

　　　　私は大自然から超エネルギーを補給するべく、機上の人となった。世界で400メートル級の一
　　　　　枚岩はエアーズロックだけである。ＵＦＯが出没することで有名なここエアーズロックには不思
　　　　　議なアボリジニの伝説がある。蛇の女神が住んでいて、そして人々を危険から護るという。私
　　　　　は何故かここエアーズロックに強く導かれ、21世紀の未知との遭遇を求め、一人この地に足を
　　　　　踏み入れた。神秘のエアーズロックは広大な大草原の中に忽然と現れた。不思議なことに全く
　　　　　と言っていい程、動物の気配がない。人っ子一人居ないのである。やはり神秘の仙境だからな
　　　　　のであろう。私は終日、エアーズロックの前に行った。溢れんばかりの大自然から発する超エ
　　　　　ネルギーを体一杯に充電することができた。そして夕日が落ち、エアーズロックが金色に輝い
　　　　　たとき、何とそのエアズロックから黄金の蛇がゆったりと浮かんで来たではないか。私は、自分
　　　　　の目を疑ったが、ほんの一瞬の出来事で、すぐにあたりは夕闇に包まれてしまった。その日か
　　　　ら私の中には不思議な力が備わっていた。　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルーフ広宣